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大阪本社・加工場
2024.09.24
【実は結構多い】占いを反映したお墓の形「吉相墓」とは?込められた意味やリフォームの事例などをご紹介!
お墓には、作り手の想いや願いが反映されます。
昔ながらのお墓の形ではなく海外風の形であったり、ぱっと見お墓と分からないレベルに個性溢れた形であったりと様々です。
一言に「お墓」と言っても幅が非常に広いので、普段墓地に訪れる側としては新鮮な気持ちで仕事をさせていただいております。
少し意味合いが違ってくるのですが、最近ご相談が増えてきているのが「吉相墓」についてです。
普段お墓に馴染みの無い方からすると「なにそれ」って思われますよね。
簡単に言うと「占い」を取り入れたお墓の形なのですが、ご説明するのが難しく事例も様々なので、今回は吉相墓や墓相学・よくある形やご相談についてご紹介させていただきます。
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目次
「吉相墓」とは?
まず「吉相墓」について簡単にご説明させていただきます。
「吉相墓」は以下のようなお墓の形なのですが、「墓相学」というお墓に関する占いの一種を取り入れたものになります。
夫婦墓(ご夫婦が入るためのお墓)を建て続けていくことを見据えて作られる昭和に流行した形で、家庭円満や子孫繁栄などの願いが込められた祀り方となっています。
「墓相学」とは?
「墓相学」は冒頭にも少しご説明させていただいた通り、お墓に関する占い・風水の一つです。
墓相で一般的に言われていることとしては、
・お墓の正面は東と南の間に向いてるといい(朝日を正面からうけるため、家庭に幸運をもたらす)
・北東・北西向きは、ご不幸を引き起こす可能性があることから凶相とされている
・樹木の下も凶相とされている
・お地蔵様は右手前に置く(お墓の区画の中では右手前が下座にあたるため)
などがございます。
またこの他にも、区画内には玉砂利を引かず土のまま置いておくことや、セメントやボンドを使わないなどもあるのですが、あくまで一般論になります。
墓相は、各家庭や参考にする専門の方の考え方によって変化するので、一概には言えないということを知っておいていただければと思います。
「吉相墓」のよくある形
次に、吉相墓でよくある形をご紹介いたします。
吉相墓でよく見られる形としては以下の写真のような例で、
・右奥に五輪塔もしくはお墓
・左隣に順に夫婦墓
・右手前にお地蔵様もしくはお墓
となっています。
ただこちらもあくまで一般的な例で、中には夫婦墓を建て替えて「先祖代々之墓」を新たに建立し、一つにまとめているケースもございます。
「吉相墓」に関するお悩みとリフォーム事例
一通り「墓相」「吉相墓」についてご説明させていただいた所で、ここからは実際に吉相墓をお持ちのお客様のお悩みをご紹介いたします。
吉相墓をお持ちのお客様のお悩みとして多いのがいくつかあり、
1、既存のお墓に倣って、新しくお墓を建立したい
2、夫婦墓ではなく、皆が入れる「先祖代々之墓」を建てたい
3、既存のお墓を一つにまとめたい
などがあります。
1つずつ順にご紹介していきます。
1.既存のお墓に倣って新しくお墓を建立する
1つ目に、既存の吉相墓の構成に倣って新しく夫婦墓を建立するパターンです。
こちらは特別な段取りなどは特になく、既存のお墓の左隣にお墓を新設する形になります。
2、夫婦墓ではなく、皆が入れる「先祖代々之墓」を建てたい
2つ目に、夫婦墓ではなく皆が入れるようなお墓を新設するパターンです。
お墓は決して安いものではなく、石種や大きさによっては非常に高価なものになってしまいます。
吉相墓は夫婦墓を建てていく形になるのですが、そうなるとお墓の中にはご夫婦のお骨しか入れることができず、納骨の度にお墓を新設しないといけません。
そうなると金銭的に嵩んでしまい手間もかかるので、皆が入れる「先祖代々之墓」を建立して後継ぎが入れる形を整えることも可能です。
3、既存のお墓を一つにまとめたい
3つ目に、既存のお墓を一つにまとめるパターンです。
吉相墓の場合、広い敷地の中にお墓が2〜3基建っていることが多く、お墓参りの際はお墓の数分のお供え物やお花を用意しなければいけません。
また、お掃除できる範囲も広くなりお身体的に厳しい面もございますので、お墓を一つにまとめて綺麗にすると同時に、お手入れの利便性を上げることも可能です。
大きく分けると以上のパターンになるのですが、吉相墓の場合はカテゴリに分けにくいことが多いので、お客様がお持ちのお墓の配置や優先したい事情などを伺ったうえでご提案させていただいております。
最後に
今回は、吉相墓・墓相の内容とリフォーム事例などをご紹介させていただきました。
お話しさせていただきました通り、吉相墓や墓相に関しては曖昧な所が多いです。
またリフォームやお墓じまいに関しても、一般的なお墓の事例よりは複雑な事情が絡んできやすくなりますので都度ご相談いただけたらと思います。
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